LABO DETAIL
京都国際映画祭2020 クリエイターズ・ファクトリー 各部門受賞者トロフィー
京都国際映画祭2020で映像文化における“次世代を担う人材、才能”を発掘する「クリエイターズ・ファクトリー」の各部門の受賞者に贈られるトロフィーを、楽芸工房の村田さんが制作されました。
DEVELOPMENT STORY
社寺建築、仏壇、西陣織、友禅染など、伝統産業が持つ多種多様な技術が産んだ素材を集めています。
引箔
西陣織の帯地の特徴である絢爛豪華な金・銀の輝きは、引箔によって表現されています。引箔は古来より、西陣織の中でも最高級品に用いられてきた材料の一つです。そしてそれを織物に織り込むための西陣織独自の伝統技法もまた「引箔技法」と呼びます。
MATERIAL
楽芸工房
楽芸工房は、京都・西陣で箔屋としての歴史を重ねてきた村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業しました。長年、西陣織の特徴のひとつである引箔の製造を行ってきました。300年以上前に開発されたと言われているこの引箔による箔を織り込む技術を、楽芸工房は今もなお支え守り続けています。初代当主・村田輝義(2代目 善右衛門)は世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に取り組みました。アート、デザイン、インテリア、ファッションなど、幅広いジャンルと接点をつくりながら、国内外のマーケットに向けて革新的なデザインを提案してきました。
STUDIO